ブランディング講座・共感をつくる ~明日のブランディング~


こんにちは。スタジオ八百萬の山田です。

「ブランディング」という言葉は、最近ではかなり一般的になり、事業を進める上で大事だと考える方や、一度は聞いたことがあるという方も多いかと思います。

でも、その真意は正しく伝わっているでしょうか?

例えば、フランスの「C×××××」というファッションブランドがあります。
(×××××は、ご想像におまかせします)

その名前はファッションに詳しくなくても誰もが知っていて、

”おしゃれ” とか ”高級” とか、イメージを持っている方もいるでしょう。

そうかと思うと、”お水っぽい” とか ”パリピ” とか、思い浮かべる方もいるかも知れません。

そのイメージはどこから生まれているのでしょうか?

何もブランド側が「うちはお洒落ですよ」とか「うちは高級ですよ」とか声高に言っているわけではないと思います。

ましてや「水商売の方におすすめ」とか「いぇーい!パーティーしよう」とか言っているわけではないですよね。

そのブランドイメージを決めるのは「誰」なのでしょうか?

創業者は母親の死後、孤児院に預けられて苦労して育った。社会に出てからは資産家や上流階級とたくさんの恋をし、成功した後もナチスの諜報活動に協力したことからスイスに亡命するなど、波乱万丈な人生を送ったそうです。

また、“私は流行を作ってるんじゃないの。私が流行なの” など、たくさんの名言からも、勝ち気で我が道を行く女性だったのかと思わせます。

そんな女性からも憧れられる存在であったことから、水商売の方やパーティー好きの方に支持されることもあながち間違いではないのかも知れません。

何だか分からないうちにイメージが刷り込まれていたり、いつの間にかファンになってしまう。それがブランディングです。

ブランディングは、規模や場所を選びません。誰にでも共通して活用できるマーケティングの考え方です。

世界的な企業だけでなく小規模な企業や個人でも、また、都会だけでなく地方でも。

いえ、むしろその方がブランディングを上手に出来たら、大企業や都会にも負けず熱烈なファンを持てるかも知れません。

その真意を正しく知るには、第一人者に聞くのが一番です。

そこで、チョコレートの「キットカット」を ”受験生のお守り” としてブランド再生した仕掛人、「関橋英作先生」をお迎えしてお話を伺います。

【詳細】
題 目 ブランディング講座 共感をつくる ~明日のブランディング~

講 師 関橋英作氏 クリエイティブ戦略家/株式会社MUSB代表取締役

日 時 2022年1月22日(土) 14:00-16:00(予定)
場 所
・サンロク(酒田市)
・万場町 のくらし(新庄市)
・at Lounge(朝日町)
・東北芸術工科大学 松村研究室(山形市)
・ジョージヤマガタ(山形市)
・スタジオ八百萬(米沢市)
・その他、オンライン受講(ご自宅等から)

対 象 会員様ほかどなたでも可
参加費 受講無料 ※入場料は各スペースにお問合せください。

お申込 下記の申し込みフォームに入力いただくか、各コワーキングスペースにお問い合わせください。
https://forms.gle/Yy6MhQmdUw2vasP58

共 催 スタジオ八百萬,新しい働き方コンソーシアム,山形県

※時期的に問題なければ、関橋先生にはスタジオ八百萬にお越しいただき各スペースに配信していただきます。

【キットカットについて】
キットカットはイギリス発祥のお菓子ですが、本国では長く変わらない商品が売れ続けると聞きました。でも、日本ではそうではないですよね。

日本でのキットカットは、一時、誰もが知っているけれど誰にも注目されない、目新しさの感じられない商品になっていたそうです。

そのブランドリニューアルにクリエイティブ部門の責任者として携わったのが関橋先生です。

なお、僕は7年前、東北芸術工科大学で当時教授だった関橋先生の授業を聴講したことがきっかけのため、それ以来「関橋先生」とお呼びしています。

【主なプロフィール】
関橋英作(せきはし・えいさく)
1949年 青森県八戸市生まれ。
外資系広告代理店 J・ウォルター・トンプソン・ジャパン(現JWT)*1 に入社し、コピーライターから副社長までを歴任。

その間、ハーゲンダッツ・アイスクリーム、英会話スクールNOVA、デビアス・ダイヤモンド、ネスレ・キットカットなど多くのブランドを育て、広告賞も多数受賞。(ニューヨークADC賞、ACC賞、ギャラクシー賞、NYフィルムフェスティバル賞、クリオ賞など)

特にキットカットでは、いまや受験生のお守りになったキャンペーンを展開。クリエイティブ部門の責任者として、AME賞(アジア・マーケティング・イフェクティブ賞)グランプリを2年連続受賞するなど大成功を収めた。
09年のカンヌ国際広告祭では、日本初となるメディア部門グランプリを、投函できるキットカット「キットメール」キャンペーンで受賞。

現在、クリエイティブ・コンサルタント。
ブランディングをする会社MUSB(ムスブ)の代表取締役&クリエイティブ戦略家として、主として企業のブランディング、広告戦略・制作、マーケティングを行う。

【著書】
「ある日、ボスがガイジンになったら!?」-英語を習うよりコミュニケーションを学べー(阪急コミュニケーションズ)
「チームキットカットの、きっと勝つマーケティング」(ダイヤモンド社)
「ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正すー」(角川SSC新書)
「マーケティングはつまらない?」(日経BP社)など。

*1 J・ウォルター・トンプソン社は、世界第1位の広告会社グループであるWPPグループの中核をなす広告代理店であり、世界初の広告代理店。(Wikipediaより)