建物の改装

改装前の外観


改装前の外観はこんな風になっていました。
冬は雪の重みで正面の引き戸がたわんでガラスが割れるような状況で、放置しておくと危険もありましたし、景観としても良くありませんでした。

大工さんには「ここを本当に直すんですか?やめた方がいいですよ」と初めのうちは言われていました。
外観はこの正面入り口と二階の窓を直した程度ですが、入り口に補強を入れたこともあって十分使えるようになっています。少し手を加えるだけでも使えるようになるものですね。

改装前の内装

  • 道路に面する正面/東側

改装前の内装はこんな風になっていました。
八百屋時代によく買い物に来ていたという方が、「ここにパンの棚があって、あっちにお菓子の棚があって…」と子供時代のことを今も思い出して懐かしんでいる方もいらっしゃいます。
建物が取り壊されると、そこに何があったかも思い出せなくなって、懐かしい記憶も消えてしまいますよね。

この内装も極力手を加えずに、壁と天井を白くして、床のコンクリートを打ち直した程度です。
デコボコのコンクリートが平らになっただけで、とても安心する空間になったのを覚えています。

水回り工事


店舗内にキッチンとトイレを作るにあたって下水の工事が必要だったのですが、公共汚水桝が建物の奥にあって、遠すぎて配管できないという問題が発覚しました。
しかし直近に新設するにしても、写真のようにスペースが狭くて機械が入らない。正面は交通量の多い県道だし八方塞がりでした。

そこで、市の担当課の職員さんが「工事業者さんと一緒にもう一度現地を見てみましょう」と言ってくれました。
市の職員さん、工事業者さん、僕の3人で集まり、そこで工事業者さんから出たひと言が「手掘りだったらいけるんじゃないですか」でした。

て、手掘りっすか!

こうしてキッチンとトイレを店舗内に作ることが出来たのです。
これぞ、為せば成る。

店舗内の工事

  • キッチン

こちらは店舗内の工事の様子です。

古い家具の再利用

  • 古いのに作りがしっかりしている

店舗内の家具は中古品を家具屋さんから譲ってもらって再利用しているものもたくさんあります。
上の写真は50年ほど前?の北欧デザインの椅子らしいのですが、座面が擦り切れてしまっているけど材料が良いので、リメイクして使っています。

張り替えたものがこちら。
座って安心感のある椅子なので、無意識にこれに座ってしまうという方もいると思います。

完成した内装

  • 完成した内装

完成した内装がこちらです。

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