創業2年目

2年目なると、それまでスタジオ八百萬が主催するセミナーなどのイベントに参加する側だった方の中から「私はこれがやりたい」と言って自分で企画を始める人が出てきました。

苔玉づくりやモダンな盆栽

嵐田妙子さんは以前、お花屋さんに勤めたこともあるし華道を長く習っていたこともあって、趣味で自宅の庭を綺麗に手入れしたり、お友達に頼まれて寄せ植えを作ってあげたりしていました。

僕はその様子を見て、そういうのをガーデニング講座としてちゃんと料金をもらってやるようにしたら、習いたい人が結構いるんじゃないかなと思ったんですね。

それを妙子さんに話したら「んだな。してみっか」ということになったんです。
それが「妙の園芸」という講座で、一般の方が有料で講座をやり始めた最初だったんじゃないかと思います。

やり始めたら、あれよあれよという間に人気の講座になって、他の場所でもやって欲しいとお声が掛かるようになりました。

その後、妙子さんは、パーソナルカラー診断や骨格診断、美顔整体などの資格を取得して、世の女性たちを輝かせるためのパーソナルスタイリング「ナーレ」というサロンを開業されました。

ふろしきの現代使いアレンジ

ガーデニング講座とほぼ同時期に始まったのが、高橋一恵さんのふろしきを現代使いにアレンジする活用講座でした。

一恵さんは織物の卸屋さんのお嫁さんで、着物は高価でなかなか手軽には買えないし、普段から身に着けるのはハードルが高いけど、ふろしきなら気軽に使える。もっと和のものに触れて欲しいということで、以前からふろしきの販売をしていたんですね。

ふろしきは1300年くらい前から使われて来て、この方形の布に日本独特の「心の文化」や「知恵の文化」「美意識」が詰まっているんだそうです。それを現代のライフスタイルに合わせて日常的に使えるように、結び方や活用の仕方のアレンジがたくさん考案されています。

一恵さんはそのサンプルをつくって紹介したり、購入した方にサービスで包んであげたりしていましたが、その結び方を実際にふろしきを触りながら体験してもらおうという講座を始めました。

その後、現在も地域の温泉施設やお店、各地のマルシェなどで講座を開く人気の先生として活躍されている他、お嫁さんとしても、お母さんとしても頑張っています。

こんなお二人の様子を見て勇気づけられ「私にも出来そう!」「何かやってみたい!」と思った方もたくさんいたんじゃないでしょうか。

(続く)

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