憎しみの連鎖をほどく挑戦-テロや紛争のない世界の実現を山形で考える-
こんにちは。スタジオ八百萬の山田です。
スタジオ八百萬のミッションは世界平和ですが。
この間、ものすごい角度でキラーパスが飛んできまして。
「アクセプト・インターナショナル」さんというNPO法人を知っていますか?
今、ソマリアやイエメンで内戦が起きているんですけど、そのテロ組織に加担してしまった若者の社会復帰を支援する活動をしている日本の団体だそうで。
代表が永井陽右さんという32歳くらいの方で、学生の頃から紆余曲折あって現在の活動に至っているそうなのですが、最近、情熱大陸や報道特集でも紹介されたそうです。
下の写真は、現地での活動の様子。(後半に詳しい動画や記事をリンクします。)
で、この活動を日本人がやっていることに意味があるそうで、紛争地域は欧米の権益がらみで翻弄されてきた国々が多くて、欧米人に対しては反発意識があるそうです。
でも、そこに日本人は抵抗なく入れるというか、戦争から平和的に復興してきた国としてリスペクトもあると。
アクセプトさんは活動がほぼ海外なんですけど、日本から「若者が武器を持たなくても生きられる世界をつくろう」という動き、マインドを生み出していきたいそうです。
それで、そういうことを一緒に考える人が集まる場づくりをしたいと考えたそうなんです。
そしたら、ボランティアスタッフの中に山形出身の方がいて、「山形にいい場所がある」って聞いたと(笑)
そこからキラーパスが飛んできたわけなんですけど、そういう細~い伝手をたどって連絡してきてくれるあたりに親しみを感じて、話も面白そうだし、何か協力したいと思ったんですね。
それで第一回として5月、取り組みや想いを知る講演と参加者どうしの対話の会を計画しました。
イベント概要
難民や貧困などさまざまな課題を生み出す根源でもある「テロ・紛争」を解決するため、日本から世界に挑んでいるNPO法人アクセプト・インターナショナルの軌跡と活動内容をお聞きする講演会と参加者どうしの対話の時間。
日 時:5月29日(水) 19:00-21:00
会 場:スタジオ八百萬(米沢市信夫町3-1)
参加費:一般2,000円/学生1,000円(学生証を提示してください)
イベント趣旨
・若者が武器を持たずに生きていける世界を実現したい。
・戦争から平和的に復興してきた日本人だからこそ出来ることがある。
・日本人であることを誇りに思って欲しい。
日本人の立場を活用し、紛争地で対話を通じた平和構築を目指す取り組みや、そこにかける想いを知ることで、参加のみなさまが日常生活や事業で直面している課題を解決する上での新たな視点を持つきっかけとなって欲しい。
講師プロフィール
NPO法人アクセプト・インターナショナル
コミュニケーション局長
山﨑 琢磨(やまざき たくま)氏
ボスニア・ヘルツェゴビナで虐殺犠牲者の遺族と出会ったことを機に紛争解決に携わる覚悟を決め、2016年に当法人に参画。
ケニアやソマリアにおいてギャングやテロ受刑者の社会復帰支援、若者失業者の収入創出支援を通じた過激化防止など、主に海外での取り組みに7年半にわたり従事。現在はそうした経験をもとに日本での輪を広げるための活動全般を担う。
下の写真は、山崎さんによるカウンセリングやビジネスワークショップの様子。
団体紹介
NPO法人アクセプト・インターナショナルは、人道危機や社会的排除、武力紛争などの苦難の中にいようとも、各々が希望を持ち、平和の担い手となることを実現することで「やられたら、やり返す」といった憎しみの連鎖をほどき、持続的な平和を創り出すことを目指しています。
そのために、アフリカや中東の紛争地で武装勢力から人々が抜け出す支援に加え、彼らへのカウンセリングや教育、職業訓練などを通じた社会復帰支援、紛争の被害を受けた子どもや国内避難民への緊急支援などを実施しています。
日本国内では、イスラム教徒を中心とした在日外国人の相談支援や特に深刻な非行少年の相談・生活支援を展開しています。
NPO法人アクセプト・インターナショナル公式ホームページ
https://accept-int.org/
活動紹介
MBS「情熱大陸」過去の放送
https://www.mbs.jp/jounetsu/2023/02_12.shtml
TBS「報道特集」
「紛争の中で違う生き方を実現できるように」戦争捕虜に寄り添う日本人の挑戦
ReHacQ−リハック−【公式】
【紛争地から学ぶ!】解決困難な問題にどう挑むか?【「不可能」からのマインドセット】
文春オンライン
「最後は“こいつらバカで金もないけど、ガチだな”と…」
アフリカでギャングを改心させた大学生が、日本唯一の“テロリスト更生スペシャリスト”になった不思議な経緯
https://bunshun.jp/articles/-/55115
「そいつが何人殺していてもまずは受け入れる」
30歳の青年が防弾チョッキで“紛争の最前線”へ赴く意外なワケ《これまで200人超のテロリストが投降》
https://bunshun.jp/articles/-/55116